ケース005 えっ!? ワープロですか!? 事例集
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お持込み
こういう仕事をしていると時々依頼されるのがワープロの修理です(笑)。お客様からしてみれば、パソコンもワープロも同じような格好をしていますのでうちにお持込みになるのですが、パソコンと違いワープロはメーカーごとの仕様が違うためこれが結構、苦戦したりします。しかもこのワープロという機械は20世紀で国内全てのメーカーが製造を終了してしまったため、すでにメーカーにも部品がなくなっているものも多いとか。今回のお客様も最初はメーカーに修理を依頼されたのですが、すでに部品も無く修理不可能と断られたそうです。
さて今回の症状ですが、購入したときからキーボードの「E」の文字が入力しにくかったそうで。何年もの間、騙し騙し使っていたのだけれど、ここ数日はもう入力できなくなってしまったとの事。ローマ字入力の場合ですと母音の「E」は入力に欠かせないキーなので何とも困り果てていたようです。
分解してみる
当社で本体からキーボードを外し、キーボードを分解してみるとキーボード自体は意外と機械的に単純な構造。「E」の接点部分にはクッション材か消しゴムくずのような白く細いゴム状の異物が圧着しておりました。そこでその異物を除去するとともにアルコールで接点を清掃。組上げたときにはちゃんと「E」のキーは動作しておりました。以上、さらりと申し上げましたが、実際はキーボードを本体より外すのに、3時間もかかってしまいました(笑)。
今回の修理料金
項 目 金 額 備 考
キーボード分解清掃 5,250円
合 計 5,250円
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